Amazon Web Services ブログ

週刊生成AI with AWS – 2026/8/3 週

今週の週刊生成 AI with AWS の注目の記事はAmazon Bedrock AgentCore のランタイムインスタンスの一般提供開始です。東京リージョンを含む各リージョンで、最大 14 日間続くエージェントセッションを自分の Amazon EC2 インスタンス上で実行できるようになりました。Amazon Bedrock では OpenAI GPT モデル向けの Web Search が一般提供され、GPT-5.6 Sol、Terra、Luna が 100 万トークンのコンテキストウィンドウに対応しています。Kiro 関連では、IDE・CLI・Web で別々に開発されていたエージェントハーネスの統合、エージェントワークスペース Kiro Crew のオープンソース公開、powers の Agent Plugins 1.0.0 対応が続きました。国内の話題では、金融庁・日本銀行のフロンティア AI に関する要請への対応整理や、大阪開催の Claude・Kiro 実践ワークショップの開催報告も掲載しています。

エージェンティックエンタープライズを AWS for SAP MCP Server on Amazon Bedrock AgentCore で実現

AWS for SAP MCP Server は、SAP ERP のビジネスデータとビジネスプロセスをファーストクラスの MCP ツールへと変換します。Amazon Quick、Strands SDK、SAP Joule Studio でエージェントを構築する場合でも、A2A を使用してマルチエージェントワークフローをオーケストレーションする場合でも、AWS for SAP MCP Server を使えば、エージェントはすぐにライブの SAP データを検出して操作できるようになります。AWS はこの MCP サーバーをコンテナイメージとして無償で提供しており、MCP サーバーを大規模にホスティングするためのフルマネージドサービスである Amazon Bedrock AgentCore Runtime にデプロイできます。Amazon Bedrock AgentCore Runtime は、セッションの分離、SAP リソースへのプライベート接続、そして Amazon Bedrock AgentCore Identity による安全なインバウンドおよびアウトバウンドの認可を担うため、お客様はインフラストラクチャの管理ではなくエージェントの構築に集中できます。

フロンティア AI による脅威変化への備え – 金融庁・日本銀行から金融機関等への要請と AWS サービスの活用

金融庁と日本銀行は 2026 年 5 月、「フロンティア AI による脅威変化を踏まえた金融機関等の短期的な対応」を金融機関等に要請しました。脆弱性の発見から攻撃までの期間が短縮され得るなか、重要システムの特定、パッチ適用の日常業務化、多層防御の強化などの 9 つの対応が求められています。本記事では、これらを AWS 上でどう進められるかを整理します。資産の把握と脆弱性のリスクベースの優先順位付け、責任共有モデルとマネージドサービスによる基盤パッチ運用の負担軽減、脅威インテリジェンスを組み込んだ多層防御、そして脆弱性の発見・検証・修復の工程を支える AI の活用まで、要請の各項目に沿って解説します。

KNFSD ファイルキャッシュのご紹介: NFS ストレージをクラウドに拡張

本記事では、KNFSD File Cache (KNFSD) の仕組みと、オンプレミスのファイラー、サードパーティ、Amazon FSx などの AWS サービスを問わず、NFS 準拠のストレージとどのように連携するかを説明します。また、単一の Terraform モジュールを使って本番環境向けのオートスケーリングクラスターをデプロイする方法も紹介します。このクラスターは、100 Gb 毎秒あたり時間 6 ドル未満で集約スループットを実現します。